結婚式招待状 何日前

封筒を書き間違えたときに、新しい封筒が手元にないことがあります。他の用事のついでに買いに行くならいざ知らず、わざわざ封筒だけを買いに行くのは面倒なものです。ここでは、新しい封筒が用意できないときに知っておきたい、書き間違いの訂正方法を紹介していきます。新しい封筒を用意しようか悩んでいる人は必見です。

該当箇所に二重線を引く

訂正の方法で最も簡単なのが、間違った箇所に二重線を引くというやり方です。間違いが少ないときは、二重線を引いて対処しましょう。文字が重なって、訂正のために引いた線が見えにくくなることがあるため、線は必ず2本引くようにします。そして、間違えた文字だけ訂正すると見づらいので、間違えた単語に二重線を引いて書き直すのがおすすめです。たとえば、「鳥取県」と書かなければいけないところ、「取鳥県」と誤って書いてしまった場合は、「取」から「県」まで二重線を引いて単語ごと訂正します。封筒が横書きの場合は、正しい情報を二重線の上側に書き直します。一方で、封筒が縦書きのときは、二重線を引いた右側に正しい情報を書き入れましょう。

 

もしも、封筒に余計な文字を書いてしまった際は、二重線を引くだけで十分です。二重線の上に訂正印を押す必要があるのは、契約書のような間違ってはいけない文書を作成するときです。封筒の宛名は相手に届けるためだけに使われるので、訂正印は押さなくても問題ありません。この二重線を引くという方法は、修正箇所が多くなるほど見た目が悪くなります。封筒の指定がない限り、訂正箇所が多くなる場合は、諦めて新しい封筒を用意するほうが良いでしょう。

「<」・「{」で足りない文字を追加する

封筒を書き終わった後で脱字に気づいたときは、「<」や「{」を書いた隣に文字を追加してカバーすることができます。封筒が縦書きの場合は、脱字があった箇所の右側に、「<」もしくは「{」の記号を書いて文字を追加します。封筒が横書きのときは、上記の記号を反時計周りに90度回転させ、足りない文字を書き入れましょう。脱字が何カ所もある場合は、新しい封筒に書き直すことをおすすめします。相手に失礼になるだけでなく、相手のことを軽んじていると勘違いされてしまう可能性があるからです。

 

脱字が多ければ新しく書き直す必要ありますが、ビル名やマンション名の記入を忘れた場合は、そのままでも問題ない場合があります。宛名を書いたときに、ビル名やマンション名の記入を忘れたとしても、部屋番号さえ記入していれば手紙は届くからです。親しい人に送る手紙なら特に問題はないでしょう。ただし、結婚式の招待状や履歴書、ビジネスの手紙を送るときは、マナーとして省略せずに記入する必要があります。履歴書に関しては、企業によって脱字を厳しくみているところもあるので注意が必要です。

修正テープ・修正ペン・白い紙で誤字を消す

上記で紹介した二重線や記号を使った方法は、封筒に書き込む文字数が増えるので、読みづらくなります。読みやすさを考えるなら、修正テープ・修正ペン・白い紙のいずれかを使うと良いでしょう。修正ペンや白い紙を使って誤字を直すときは、丁寧に作業することで、誰でも割ときれいに修正することができます。一方で、修正テープの場合は、貼るのが下手だとテープが欠けてしまう可能性があります。修正テープは柔らかい材質でできているため、貼り方次第で汚くなってしまったり、斜めになってしまったりすることがあるのです。上手く修正テープを貼れない人は、修正箇所の端までテープを引いたときに、紙にヘッドを一度押しつけてから離すときれいに仕上がります。

 

修正テープ・修正ペン・白い紙を使った修正方法は、一般的によく用いられていますが、白く塗りつぶした箇所が多いと手抜きをしているようにみえます。大切な相手に送るときや、大事な用があって送るときは、修正テープ・修正ペン・白い紙での修正は控えたほうが無難です。特に、相手の名前を間違って書いてしまった場合、白く塗りつぶすことで、かえってミスをしたのが目立ってしまいます。名前の間違いは、住所や郵便番号を間違えるよりも、相手に不快な思いをさせてしまう可能性が高いです。名前を間違ったときは、修正することを考えずに、いさぎよく新しい封筒に書き直しましょう。

砂消しゴムやカッターを使って削る

封筒を書き間違えたときに、砂消しゴムやカッターを使って削ることで、上から書き直すことができます。砂消しゴムは、普通の消しゴムに比べて硬いので、消しゴムのように使うと封筒が破けてしまいます。サンドペーパーと同じく、砂消しゴムには研磨剤が含まれているのです。そのため、文字を消すというよりは、削り取るというイメージに近いでしょう。使うときは力を入れ過ぎると、紙が薄くなってしまうので軽く擦ります。ボールペンで書いた文字も消せますが、根気よく削り続ける作業が必要です。

 

一方で、カッターの場合も、砂消しゴムを使うときと同じで、文字を少しずつ削っていきます。面倒だからとカッターで強く削ってしまうと、紙が切れてしまう可能性があるからです。カッターも砂消しゴムも擦り過ぎると紙に穴があくため、ある程度インクが消えたら使用を止めましょう。消した跡が残る可能性はありますが、上から書き直す分には事足りるはずです。封筒を削って書き直すときは、作業に入る前に厚手の封筒であることを確かめます。厚手の封筒なら、多少削っても紙に穴があく可能性は低いでしょう。

インク消しでインクを酸化させる

意外と知られていませんが、実は万年筆やボールペンで書いた文字が消せる「インク消し」という商品が販売されています。専用の薬剤を上から塗ってインクを酸化させ、文字を消すというものです。相性が合えばきれいにインクの色が抜け、二重線・修正ペン・カッターを使った修正方法よりもきれいに書き直すことができます。ただし、相性次第では文字が完全に消えない可能性があります。特に、顔料インクは、染料インクに比べて消えにくいようです。インクによっては、にじむだけでほとんど消えないものもあります。

 

プライベートで親しい間柄の人に手紙を送るなら、上記のような方法で修正しても、気にせずに受け取ってもらえるでしょう。しかし、結婚式の招待やビジネスで手紙を送る場合は、誤字や脱字は悪い印象を与えてしまうことがあります。たとえ、修正したとしても目立つため、間違ったことが相手に分かってしまいます。書き直す時間があるなら、間違ったときは新しい封筒に書き直しましょう。とはいえ、日常生活で手紙を書く機会はあまりないため、何度書き直しても誤字や脱字をしてしまうことは考えられます。

 

もし、封筒の書き間違いが怖いなら、筆耕業者に依頼するという手があります。筆耕業者は、依頼者に代わって封筒の宛名書きをしてくれる業者です。筆耕を受け付けているのは、結婚式場や筆耕業者などです。個人で受け付けているところもあります。安全性や費用を考えると、個人情報の扱いを徹底していて、かつ料金も安い筆耕業者に依頼するのがおすすめです。筆耕を頼むときはトラブルを避けるためにも、文字にこだわりがあるなら、依頼前にきちんと要望を伝えておきましょう。

封筒の書き間違いを訂正するなら

封筒の書き間違いを訂正する方法と一括りにいっても、方法はいくつもあります。二重線や記号を使って書き足すのも良し、修正テープや砂消しゴムで直すのも良いでしょう。とはいえ、書き間違えたことが分からないレベルまで、修正することはほとんど不可能です。修正した跡は、どうしても残ってしまいます。もし、封筒の書き間違いを防ぎたいなら、筆耕業者を頼ることも検討してみましょう。

 

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